第8回韓日生き物調査交流会

7月11日から13日までの三日間、韓国清原(チョンウォン)で行われた、第8回韓日生き物調査交流会に参加してきました。
韓国にはこれまでに旅行で2回行ったことがありましたが、仕事関連では初めてでした。
今回はささかみ米産直部会から話を頂いて行って来たので、ここから先は提出したレポートをブログに掲載します。
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仁川国際空港からバスで約2時間半の距離にある清原郡の韓国教員大学で研修は行われました。初日は夕方に教員大学に到着した後、大学が管理するコウノトリの繁殖施設を見学、日韓の参加者全体での開会式というスケジュールでした。
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二日目は午前中、全体で2グループに分かれて生き物調査を行いました。
私と高山君ははすの花村というところで、裸足で田んぼに入って生き物調査を行いました。
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以前から韓国の有機農業は「ジャンボタニシ除草」が主流だと聞いていましたが、そこもジャンボタニシ除草の田んぼで草が一本も生えていませんでした。
ジャンボタニシも沢山いましたが、特に印象的だったのはジャンボタニシの卵で、鮮やかなピンク色の卵が至るところの稲株に産み付けられていて、繁殖力も相当なものだと実感しました。
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全体ではあぜにいる虫も含めて50種類弱の生き物がいて、大半が笹神にいる生き物でした。
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午後は大学に戻り、「田んぼに関わる活動交流」と「生物多様性を育む稲作栽培技術討論」の2つのテーマでグループに分かれての分科会がありました。
私は「生物多様性を育む稲作栽培技術討論」を選考しました。
日本と韓国の数名の代表の方の有機稲作技術の発表を聞きましたが、どの発表も技術レベルが高く、草取りをほとんどしない「手間のかからない有機稲作」が実践されているのに驚きました。発表者は5、6名でそれぞれの考え方もある様でしたが、全ての発表に共通して「成苗作り」が鍵になっていて、今後も笹神で有機を推進していく限り、注目していかなければならないキーワードだと感じました。
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最後に発表者全員による討論があり、「ジャンボタニシについてどう思うか」という質問では、日本的にはジャンボタニシ除草は生物多様性からは一線を画するもので、いくら有機といえ人間の都合で単一の生物だけが増えるのはどうかという、否定的な考え方でしたが、韓国側は逆に肯定派の方が多く、害虫としては考えていない様子でした。ジャンボタニシを否定している韓国人は農薬会社が多いのではないかという意見もありました。
この課題については両国の理解がまだまだ必要のようです。
別室で「田んぼに関わる活動交流」の分科会では石塚さんと高山君の発表があった様ですが、私は聴けませんでした。すみません。
この日の夕方、晩餐会に招かれ、歌、踊り、酒、韓国料理でもてなして頂き、帰国前夜に楽しい一時を過ごすことができました。
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三日目は全体のまとめがありました。
私は今回の「第8回韓日生き物調査交流会」の三日間を通して日韓両国の生物多様性の考え方をはじめ、私たちが生業としている稲作がこれからどう在るべきかという点まで、様々な視点から多くを考えさせられるとても貴重な経験が出来ました。
 これからも笹神の有機農業に重要な役割を持つであろう生物多様性を基に、地域農業発展に貢献していけたらと思います。
以上、レポートでした。
韓国の農村の景色は笹神ととてもよく似ているようでした。
ただ、食べ物がみんな辛いのには参りましたね(笑)
次はまた違う国の田んぼも見てみたいですね!!

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