令和元年7月11日~12日、新潟県阿賀野市の食に関わる有志のメンバーで、食で地域を活性化!
地元の魅力を掘り起こし伝えるあがの風土キャラバン立ち上げのイベントを開催しました!
2年前から食で交流人口拡大の手法を学ぶ
このイベントは、阿賀野市を食で盛り上げ、人を呼び込みたい想いから、有志のメンバーで2年まえから始まりました。
一昨年は、魚沼の宿「里山十帖」の岩佐十良氏、佐渡相田ライスファーミングの相田忠明氏の講演。
昨年は、山形県のアルケッチャーノのシェフ奥田政行氏の講演を聞き、地域を活性化し、交流人口拡大する手法を学びました。
いずれの2回に共通していたのが「その土地にある物を活かし、魅力を引き出し、現地に来てもらう。無いものを無理やり使わずにあるものを活かす。」ということ。
ここを掘り下げて学ぶことが今回のテーマになりました!
講師は「食」と「環境」の二人の専門家
この度、講師としてお願いしたのが、「野菜ソムリエ上級pro」の清野朱美さんと「田んぼソムリエ」の林鷹央さんです。
「食」と「環境」のそれぞれの専門家のお二人をお招きし、講演をして頂きました。
清野さんの講題は「風土を知り、おいしく食べてキレイになる」
新潟の緯度経度の関わり、野菜の適した保存方法、これから阿賀野市がどう野菜をPRしていけば良いかなどをお話しして頂きました。
林さんの講題は「農と生きもの再発見!地元の宝探し」
里山の大切さ、水生生物との関わりを面白ろ可笑しく、ウクレレの演奏も交えて楽しい時間でした。
阿賀野の食材盛りだくさんのオードブルディナー
夜は講師のお二人を交えてのディナー!
会場は今板温泉湯本館で、阿賀野の食材盛りだくさんのオードブルを頂き、阿賀野の食の底力を堪能。
料理担当は、亀田のわたご酒店お料理部(阿賀野市出身)です。
阿賀野市の食材、笹神なす、枝豆、純白のビアンカ、あがの姫牛、ヤスダヨーグルトのモッツアレラチーズ、もち麦などなど様々な食材が登場!
見た目も鮮やか!見ただけでおいしく感じる、食材が喜ぶ料理。
阿賀野市には彩り豊かな食材が豊富です。
2日目はフィールドワーク!
2日目は今回の目玉とも言える、フィールドワークです!
講師のお二人と共に作物の生産現場を回り、現場でしか味わえない感覚を肌で感じる事が目的です。
※周り順は、
荒木農園の笹神なすの畑
↓
八米の蜂蜜採集畑
↓
ささかみやまびこ農産の無農薬田んぼ
以上の三か所です。
新潟で唯一無二の緑色をした「笹神なす」
一か所目は、阿賀野市笹神地区の伝統野菜復活プロジェクトで、復活し生産量拡大の猛プッシュ野菜「笹神なす」。
はたけの座にも所属している荒木農園さんです。
品目的には白ナスの部類ですが、容姿は緑色。
野菜ソムリエの清野さん曰く、ナス王国新潟の中で緑色の茄子は唯一無二だそうで、阿賀野市の主役になれる野菜と太鼓判を押して頂きました。
昨晩は、阿賀野市の野菜たちのブランディングのやり方もこっそり教わったので、これからちょっと動いていくと思います。
非日常の養蜂体験・八米の蜂蜜
二か所目は養蜂家・八米さんの蜂蜜を採集している巣箱見学。
ずらりと並んだ蜂の巣箱。
世界遺産みたいと言う声も聞こえてきました。
八米さんの蜂の深~~話を聞き、次第に蜂に囲まれていきます(笑)
こんなに蜂を見る事も、蜂に囲まれることもまず無いので、本当の非日常。貴重な体験です。
指を入れると蜜がとろーり。
怖いながらも、参加者の皆で蜂とふれあう楽しいひと時を過ごしました。
生命を育む里山の田んぼ
3か所目は、私が育てている無農薬コシヒカリの田んぼです。
田んぼソムリエの林さんの専門分野。
まずは田んぼの草花と生きものの解説から。
水を得た魚の様にイキイキと解説をする林さん。
食べられる野草もいっぱい生えているから、野草を活かすのもアリ!とも。
田んぼにはミスマッチのガンズTシャツはツボです。
ものの5分で水生生物も採集。
珍しい、大コオイムシやイモリの赤ちゃんなど貴重な生きものも短時間で観る事ができて大盛り上がり!
キアゲハの幼虫を皆で背中をなでなでしました。(普通ならありえないですよね)
参加者の女性で、自分のスマホの写真が虫だらけになった珍現象にビックリとも言っていました。
それだけプロの解説は、大人も夢中にさせます!
最後に記念撮影!
こうして三か所回ってみると、大人でも興奮する見ごたえのある楽しい生産現場があると実感。
自分たちも新しい発見があり、良き学びになりました。
あがの風土キャラバン結成!
今回の目的は、阿賀野市の食と風土を伝える「あがの風土キャラバン」の旗揚げでもあります。
これからどこかの場面で「あがの風土キャラバン」という名前が出てくると思いますが、阿賀野市の食のチームと覚えておいてください♪