2020年9月22日(火)秋分の日、新潟県阿賀野市の農業法人「有限会社ささかみやまびこ農産」では一般消費者を招いて、毎年恒例「本物の自然と遊ぶ!稲刈り体験イベント2020」を開催しました。
当社では8年前から「6月の田植え」、「7月の草取り・生き物調査」、「9月の稲刈り」と農業体験イベントを開催しているのですが、今年は新型コロナウィルスの影響で田植えと草取りのイベントの開催は断念していました。
稲刈りイベントも開催可否の判断は微妙なところでしたが、コロナ禍で祭りなど行事ごとが中止になり楽しみを奪われた子供たちの為に、少しでも楽しいことをさせてあげられればと思い、参加人数を絞って開催に踏み切りました。
【本物のノコギリ鎌を使う手作業の稲刈り】
参加者数は35名。新潟市を中心に親子10組の参加となりました。例年だと80名超えの参加人数なので、いつも以上にアットホームな感じです。
お米の品種は無農薬栽培のコシヒカリ。
今年も8月9月は猪や猿との闘いで、獣に倒された稲も多くありましたが何とか無事に収穫日を迎えることができました。
(去年はすべて猪に倒されて収穫不可能に)
体験内容は昔ながらの手作業。本物のノコギリ鎌を使って子どもたちも一生懸命に稲刈りをしていました。
10組中、9組がリピーターの参加者ということもあり、スムーズに稲刈りが進んでいきました!
刈り取った稲は、束にして天日干しの自然乾燥。
「杭掛け」という昔ながらの乾燥方法です。
昔の人の知恵ですね。
稲刈り終了後に全員で記念撮影!
約2時間で500平米の田んぼの稲刈りが終わりました。
少人数でしたが、皆さん慣れていて手際もよく、完璧な作業です。お疲れさまでした!
【お待ちかねのお昼ごはん!今回は特別豪華バージョン】
稲刈りが終わったらお待ちかねのお昼ごはんです。
この為に、参加している人も少なくないはず(笑)
メインは小田製陶所さんの蒸しかまどで炊く新米こしひかり!
炊き立ての湯気が食欲をそそります。
そして、今回は特別豪華バージョン!
なんと!鮎の塩焼きなどの料亭の味セット。
新潟市古町の阿賀野割烹「千原六助」(私の従兄弟)がかけつけて腕を振るってくれました。
いつにも増して豪華な昼食に参加者の皆さんは、ビックリしていました!
大自然の空気の中で食べる炊き立ての新米は本当においしく、ここぞとばかりに「日本人に生まれて良かった~」と感じさせてくれる瞬間です!
【参加者の声のご紹介】
参加してくれた方々の感想の一部を紹介します。
今年はないのかな?と思っていたので、開催してもらえてとても嬉しかったです。何回か参加させてもらっていますが、一年ぶりとなると作業も忘れてますね(笑)
稲刈りも束ねるのも、とても楽しく作業することが出来ました。小6の息子がとても張り切っていて、親としてとても嬉しかったです。
おいしいご飯を食べた後の虫とりの方が盛り上がっていました。
原澤秀明さま
とっても素敵なロケーションと、アットホームな雰囲気の中、稲刈りが出来てとても楽しかったです!
無農薬栽培ということで、虫やカエルなど色々な生き物がいたり、稲以外の草も生えていて、多様性あふれる豊かな環境に癒されました。
またぜひ参加したいです。よろしくお願いします。
小林郷美さま
(小2男子)
稲刈りでいっぱい仕事をしました。刈るのは大変だったけど、途中からだんだん楽しくなりました!
(父親)
コロナ禍で、子どもと外出する機会も少なくなる中、一緒に稲刈りをしながら楽しむことができました。
お昼ごはんも美味しかったです!
高澤陽二郎さま
この他にも参加者全員の方から、嬉しい声を沢山頂きました。
皆様の声が私たちの、何よりも励みになります。
ありがとうございました!
今年はコロナウィルスの影響で生活が激変した年でした。来年の今頃に状況がどう改善されているのかは未知数ですが、私たちのやるべきことは変わりません。
お米を主体とした農産物の生産と、それらを通じて食べ物の大切さ、自然の豊かさを伝えていくこと。
子供たちの未来のために、身をもって体験する農業体験を来年も継続的に行いたいと思います。